皆さんこんにちは、丸上です。

平昌冬季オリンピックでは日本選手団が史上最多13個のメダルを獲得しましたね。
まだまだ興奮が冷めやらぬといった感じはありますが、次はいよいよ東京オリンピック・パラリンピックに引き継がれることとなりましたね!そしてこのオリンピック・パラリンピックに向け、受動喫煙対策が推進されることとなったわけですが、1月30日、厚生労働省は健康増進法改正案の素案を公表したのはご存知でしょうか。つまり受動喫煙防止の強化案が発表されました。現行法では受動喫煙対策は努力義務となっていますが、東京オリンピック・パラリンピックに向けて対策が強化されるわけですね。

タバコが健康に害を及ぼすことは、皆さんもご存知だと思いますが、おさらいしておきましょう。
タバコの煙に含まれる有害物質のなかでも、ニコチン、タール、一酸化炭素はよく知られていますが、他にもかなり多くの有害物質が含まれています。200種類以上の有害物質が含まれており、発がん性物質はなんと50種類以上にもなります。なんか恐ろしいですね。つまり肺がんのリスクだけが高まるのではなく、胃がんや子宮頸がん、うつ病、脳卒中や心筋梗塞、骨粗しょう症といったさまざまな病気を引き起こします。また、口元、目じりのしわや白髪、口臭といった美容への影響も必至です。そしてこれらの害は家族や周りの人へも影響します受動喫煙により年間6800人が死亡し、たとえ短時間の受動喫煙であっても、身体への影響は避けることができず、有害な物質は蓄積されることがわかっています。

愛煙家にとって禁煙はとても難しいことだと思いますが、自身の健康だけではなくご家族の健康も考え少しでも減らすことができるようになればと思います。とくに禁煙で大変なことは離脱症状に悩まされることかと思いますが、熱いシャワーを浴びたり、糖分の少ないガムをかむ、深呼吸や軽い運動、お水を飲むなどをすることでどうしても吸いたい気持ちを抑えることができますし、禁煙補助剤や禁煙外来もありますので、禁煙しようと考えている方はぜひ活用してくださいね。

それでは。

保健師 丸上